五月雨

貴方が貴方を殺して
もう一月が経とうとしている
「疲れたんだ」
そうね 我慢しないで
お休みを取れば良かったのね
だけど貴方は
「お休み」の方法を
間違えたのかもしれない

五月雨は
私の心を濡らす
私の涙を隠してくれるの

どうして貴方は死んでしまったの

どうして私を連れて行ってくれなかったの

貴方と一緒なら

闇であろうと平気なのに

独りじゃ孤独すら
「痛み」にならないわ


もうすぐ
貴方を思い出す事が出来る
五月雨が降るよ




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